シズル感
皆さんは、「シズル感」という言葉をご存知でしょうか。
カメラ写真関係では定着している言葉なので、聞いたことのある方も多いと思います。
この記事では、「シズル感」の意味を解説させていただきます。
シズル感の意味とは?
シズル感とは、料理写真などで多く使われる用語でみずみずしい感じ、新鮮さ、臨場感を表現する言葉です。
最近では料理写真だけではなく、自然のものや人に対しても使われる事が増えています。
たとえば調理した料理にかかわらず食材自体が新鮮に見えるのは水分を含んで艶やかで光っているためで、飲み物は水滴がついたコップに注がれている方がより一層美味しそうで飲みたくなるような気持にさせられます。
水滴や湯気などの水分を含んだ食材や料理は表面がカラカラに乾いた食材や冷めた料理よりも人の五感を刺激して食べてみたい、買ってみようかなという気持ちにさせてくれます。
料理写真や食材の写真を撮影するのにシズル感はとても大事なテクニックの一つだと思います。
自然では水たまりなどの水面に一滴の水が弾く感じ、水面が揺れ動いているような場面はみずみずしくシズル感が出ているなどと表現したりします。
しっかり決められた定義などはありませんが共通して言えることは新鮮さとみずみずしい感覚がシズル感です。
シズル感の使い方
シズル感はみずみずしさを出し時に使用する言葉です。
シズル感を演出するためには、被写体に霧吹きで水滴を足したり、みずみずしさが出るようにライティングを変えたりします。
料理を写真に撮る場合には、ツヤ感とシズル感を出すためにオイルを刷毛で塗ったりもします。